T.T 2025年春夏コレクション
京都・祇園『T.T』の玄関の石の表面のテクスチャーを友禅染め/抜染で表現したアイテムや創設者・髙橋大雅の着用していたジャンプスーツのペンキ汚れから着想を得たペイントシリーズなどをメインに展開
〈Taiga Takahashi(タイガ タカハシ)〉改め〈T.T〉が、2025年春夏コレクションを発表した。
〈T.T〉は、デザイナー/現代美術家として活躍した創設者・髙橋大雅の逝去を受けて、2023年2月にブランド名を〈Taiga Takahashi〉から変更。2023年秋冬シーズンより彼の遺志を引き継いだデザインチームがコレクションを手掛けている。
今季は服を“時間を記録する装置”として捉え、京都・祇園の総合芸術空間『T.T』の玄関の石の表面のテクスチャーを拓本の技術を用いて写し取った柄を友禅染め、抜染といった技法で表現したアイテムや、髙橋氏がアートワークの制作時に実際に着用していたジャンプスーツのペンキ汚れから派生したペイントシリーズをメインとして展開。また、さまざまなアイテムにブランドとしては初となる麻を取り入れている点にも注目したい。さらに、奄美大島の車輪梅の木や備長炭で染色した天然染めのアイテムが、シーズンカラーのアクセントとなっている。
ブランド:T.T
シーズン:2025年春夏