テスラが警告灯の文字が小さすぎるとして200万台以上の電気自動車をリコールへ
「NHTSA」の連邦規則で定められたサイズよりもはるかに小さいとして
イーロン・マスク(Elon Musk)率いる「テスラ(Tesla)」が、自社が販売する電気自動車の警告灯のフォントサイズが「National Highway Traffic Safety Administration(米国運輸省道路交通安全局、NHSTA)」のガイドラインの規定より小さいことを理由に、約220万台をリコールすると発表した。
本件は、先月行われた「NHTSA」の定期点検で、「テスラ」の電気自動車に配されているパークやブレーキ、アンチロックブレーキの警告灯の文字が、連邦規則で定められたサイズよりもはるかに小さいと判明したことを受けてのこと。この規定は、小さい文字は他の車両から読みにくいとされており、これが原因となり衝突事故が増加する可能性があるために定められているそう。また、リコール対象となる車両は、Model S、Model X、Model 3、Model Y、サイバートラックが含まれる。
今回リコールすると発表した約220万台という数字は、「テスラ」が米国内で販売した電気自動車のほぼ全車両に匹敵する台数だという。一方で、今回の問題点は簡単なアップデートで変更することができるため、ディーラーに持ち込んだり、長期間修理工場などに預ける必要はないとのことだ。同社は昨年にも「NHTSA」からの指摘で電気自動車約36万台をリコールしているが、その後全ての車両の問題点において解決にいたっている。