Caterham とイギリス空軍が提携して特別仕様の“セブン 360R”を発表
退役したヘリコプター『Puma HC2』の部品を使って、斬新なコントリビュートカーへ生まれ変わる
イギリスの自動車メーカー「Caterham(ケータハム)」とイギリス空軍(RAF)は、ヘリコプター『Puma HC2』の部品を使ったユニークな“セブン360R”を発表した。この特別車は9月にオンラインオークション『Collecting Cars』にかけられる予定だ。傷病兵の支援を目的に、10万ドル以上の寄付金を集めることを目標にする。
このプロジェクトは、イギリス空軍、「ケータハム」、ドバイのモータースポーツ専門店『Mission Motorsport(ミッション・モータースポーツ)』、英国空軍慈善基金の共同企画で、この『Puma HC2』の北アイルランドやボスニア、コソボ、イラクなどでの50年に渡る活躍の歴史を称えるもの。
この特別車には、ヘリコプターのアルミニウム製外板、キルティング加工を施した防音材、軍用グレードの配電盤が組み込まれている。特筆すべきは、ヘリコプターの始動プロセスを模した本格的な3段階の点火シーケンスだ。車のダッシュボードには、航空機用のナビゲーションクロックが取り付けられ、外装の一部は塗装されていないまま使用されている。
「ケータハム」のボブ・レイシュリー(Bob Laishley)CEOは、このプロジェクトへの熱意を表明し、そのユニークな性質と支援活動の重要性を強調した。
この特別車は、F1イギリスグランプリでデビューし、夏の間、さまざまなイベントで展示される。入札期間は8月15日から9月12日まで。